大会趣旨

東京都自転車競技連盟はまもなく創立70周年を迎えます。首都における競技の振興はその国のそのスポーツのバロメーターであり、東京都心部における自転車ロードレースの開催は本連盟にとって永年の悲願でありました。2020年オリンピック・パラリンピックのロードレース会場が当初予定されていた皇居周辺から遠くはなれることになり、都心部での開催はなくなってしまいましたが、それにかわるレガシーとしてこの自転車競技イベントMinato Cycle Festival「新虎ロード − 東京」を企画致しました。2020大会への気運醸成も含め、一般の方へ自転車競技の面白さを伝えると共に、パラサイクリングの認知度向上にも一役買うことを願っております。
今回の企画では、熟練した競技者による本格的レースのほか、初心者向けのレクチャー、パラサイクリングレース(障がい者自転車競技)、パラサイクリング自転車体験会など、トップレベルの競技者から一般市民、健常者と障がい者が分け隔て無く参加するスキームを用意し、都市と社会のユニバーサル対応促進に寄与するイベントを盛り込んでおります。自転車競技は数あるスポーツ種目のなかで、もっとも健常者スポーツと障がい者スポーツが融合した種目であります。
会場となる新虎通りエリアは都市計画に沿って近年整備され、ビジネスゾーンとしての機能は高まってきていますが、休日の賑わいはまだ発展途上にあります。スポーツ・文化イベントを休日にこの地区で開催し、域外からの集客と地域住民・関係者との交流を図ることで、この地区の魅力の複合的な増進に結びつき、都市としてのポテンシャルを高めていくと共に、認知度向上にも役立てると思っております。

東京都自転車競技連盟の沿革
日本の自転車競技統括団体は1908年の東京輪士会が始まりで、1934年には日本サイクル競技連盟が創立され、翌年には国際自転車競技連合に加盟。その頃に日本サイクル競技連盟の併設団体として、東京都自転車競技連盟(以下、東京車連)が誕生した。当時は日本サイクル競技連盟役員が東京車連の役員を兼任していた。東京車連の正式発足は1951年5月24日で、東京都体育協会にも加盟しスタートした。そして翌月に開催された総会で、参議院議員の安井謙氏を会長に迎える。
1960年には八王子市の一般道に於て「第1回東京都選手権ロード」、1964年には東京オリンピックのロードコースにおいて「第9回全国高校道路東京大会/東京都道路選手権」を開催。同年10月には東京オリンピックに総力を挙げて取り組む。
2005年には役員新体制をスタート。専門委員会制度や月例理事会制などに取組み、強固な組織体制を確立していく。また2008年には橋本聖子氏を会長に迎え、対外的にも充実した体制となる。
全国大会・国際大会も積極的に取組み、2011年 全日本アマチュア選手権/JOCジュニアオリンピックカップ、2012年 全国都道府県対抗大会、2013年 スポーツ祭東京(東京国体)、また2015年からは大島町において、アジア選手権・全日本選手権・三原山ヒルクライム大会等を開催する他、自転車学校や指導者講習会等を多数開催し、東京都内における自転車競技の普及・振興に寄与してきた。
なお、2018年度の東京車連の選手登録者は960名、全国トップで11%を占める。

不忍池畔自転車競走(明治30年代)

不忍池畔自転車競走(明治30年代)